ジン
九和植物の名前がずらり。酒棚でしょうか、植物園でしょうか?
酒茵香りづけに使う植物のことだよ。ジンの中心はジュニパー。そこに柑橘やハーブを重ねるから、同じジンでも香りはさまざま。
- 甘さの見方
- ミキサーの糖分で大きく変わる
- 飲み方の入口
- ソーダ割りとトニック割りを比較
九和植物の名前がずらり。酒棚でしょうか、植物園でしょうか?
酒茵香りづけに使う植物のことだよ。ジンの中心はジュニパー。そこに柑橘やハーブを重ねるから、同じジンでも香りはさまざま。
酒種・スタイルの一般的な目安です。商品別の試飲採点ではありません。甘い香り、糖分、飲みやすさ、アルコール度数は別々に見ます。
イラストは酒器・風味・原料のイメージです。描かれた素材がすべての商品に含まれるわけではありません。
THE DETAILS
ジンの背景には、オランダなどで親しまれたジュニパー風味の蒸留酒ジュネヴァがあります。英国では18世紀の大量消費が社会問題になった時期を経て、蒸留技術や嗜好の変化からドライなスタイルが広がりました。現在のクラフトジンでは地域の柑橘や茶、香草も使われますが、歴史の入口にあるジュニパーの役割を知ると、多様な銘柄を比較する軸ができます。
ジュニパーの樹脂や針葉樹を思わせる香りを中心に、コリアンダー、柑橘の皮、根や花などを組み合わせます。浸漬して蒸留するか、蒸気に香りを移すかでも印象が変わります。使う植物が多ければ複雑で優れているとは限りません。数種類を明快に組み合わせたものと、多くの素材を重ねたものには、それぞれ違う魅力があります。
London Dry は、ロンドンで造られたという所在地表示だけの意味ではなく、製法に関わるスタイル名として使われます。一方、香りに甘い印象があっても、糖分そのものが多いとは限りません。柑橘主体、花の香り、スパイスの余韻など、自分が感じた特徴を言葉にすると選びやすくなります。商品ごとの原材料や度数も併せて見ると、同じジンの中の差がはっきりします。
最初は少量のジンに炭酸水や控えめな量のトニックを合わせ、もとの香りを確かめるのがおすすめです。柑橘やハーブをたくさん添えると、ジン自体の特徴が見えにくくなることもあります。料理なら香草を使った魚や鶏、柑橘を添えた前菜などから試せます。飲み比べる時は割り材と割合を揃えると、銘柄ごとの違いに気づきやすくなります。
AT THE TABLE · TAIWAN & BEYOND
料理写真はイメージです。組み合わせは味の特徴をもとにした提案で、銘柄や味付けによって印象は変わります。


柑橘やハーブの香るジンをソーダ割りに。ドレッシングの酸味が強いなら、柑橘は足しすぎない。甘いトニックより無糖ソーダから始めると料理の香りを比べやすいよ。


九層塔入りの鹽酥雞には、ハーブ系ジンのソーダ割りも候補。植物の香りを共通点にする組み合わせ。ジュニパーが料理を覆うなら、ジンを少なくして調整しよう。