ジンのサーブ例写真:Arduenna。掲載レシピの完成写真とは異なるサーブ例です。
アペリティーボのサーブ例写真:Arduenna。掲載レシピの完成写真とは異なるサーブ例です。
ノンアルのサーブ例写真:Arduenna。掲載レシピの完成写真とは異なるサーブ例です。
01 / カクテル名鑑
46のレシピ
イラストはAI生成による調飲イメージです。色・グラス・飾りは一例で、実際の仕上がりはレシピやお店によって異なります。
分量は目安です。お好みで調整してください。20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。
CITIES / カクテルの生まれた場所
一杯が生まれた街へ。
横浜、台中、ヴェネツィア、フィレンツェ、ブリュッセル。史料と当事者の記録をたどれる一杯を集めました。
横浜 / 日本
Bamboo & Million Dollar
横浜グランドホテルに結び付く二杯。Bambooはシェリーとドライベルモットの静かな食前酒、Million Dollarはジン、パイナップル、卵白の果実感と細かな泡が特徴です。卵白を使うため、アレルギーは必ず先に伝えてください。
由来を読む ↗
ヴェネツィア / イタリア
Bellini
1948年、ヴェネツィアのHarry’s Barで生まれた白桃とプロセッコの一杯。果実の甘さを泡が軽く運びます。ミモザとは別のカクテルです。
由来を読む ↗
ヴェネト / イタリア
Spritz
ヴェネトで育った食前酒文化の一杯。Aperol Spritzは1950年代にヴェネトで生まれ、苦味とオレンジ、泡の軽さが特徴です。白ワインを炭酸で割るSpritzerとは別の、アペリティーヴォのスタイルとして紹介します。
Aperolの記録を読む ↗
フィレンツェ / イタリア
Negroni
1919年のフィレンツェに結び付く、ジン、カンパリ、スイートベルモットを等量で合わせる一杯。苦味と柑橘の余韻を、ゆっくり楽しみます。
名鑑のレシピへ →
ブリュッセル / ベルギー
Black Russian
1949年のブリュッセル生まれとされる、ウォッカとコーヒーリキュールの二素材。氷で静かにステアします。ロシア生まれではなく、名称はウォッカと深い色に由来します。
公式レシピを見る ↗
台中 / 台湾
泡沫紅茶 / Bubble Foam Tea
春水堂と台中市の記録によれば、1983年に台中・四維街で、シェーカーを使い熱い茶を冷たい甘い茶へ変えた一杯が「泡沫紅茶」として生まれました。アルコールカクテルではなく、調酒の技法と結び付くノンアルコール茶飲です。発祥には複数の説があるため、ここでは両者の記録として紹介します。
台中市の記録を読む ↗
台北の作り手 / 台湾
Flutterfly
台北のunDer lab・劉欣蓓による創作。金門酒廠の公式紹介では、高粱酒に碧螺春茶、白ぶどう、無花果の葉のウォッカ、桜、レモンを合わせています。花・果実・茶の香りで台湾の一杯を知る入口に。
絵は味わいのイメージです。
金門酒廠の公式紹介 ↗ ·
作り手の店 ↗
泡沫紅茶はノンアルコール茶飲、Flutterflyは台湾の作り手による創作カクテルです。歴史的な定番と現代の創作を、それぞれの出典に沿って紹介しています。
02 / バーでの頼み方
バーでの頼み方
初めてのバーで、まず何を言えばいいか
扉を開けたら、人数を伝えて席を待ちます。「二人です」と言えば案内してもらえますし、満席なら待ち時間を教えてくれます。席についたらおしぼりと水が出てくるので、慌てて注文しなくて大丈夫です。メニューがない店も珍しくありません。その場合は「甘くないもので」「炭酸のもので」「今日は軽めで」のように、好みの方向だけ伝えれば作ってもらえます。銘柄やカクテルの名前を知らなくても困りません。むしろ、知らないと正直に言ったほうが、その店の得意な一杯が出てきます。
1杯目の選び方
1杯目は、度数の低いものか炭酸の入ったものが無難です。ジントニック、ハイボール、スプリッツあたりは置いていない店がほとんどありません。同時に、その店の水準もよく分かります。何を飲みたいか決まっていないときは、「1杯目は軽めで、次に少し強いものを」と伝えると、順番まで考えて組み立ててもらえます。空腹のまま強い酒を頼むと体にこたえるので、先に軽い一杯と、水を1杯もらっておくと落ち着いて飲めます。
チャージと席料のこと
バーには、飲み物の代金とは別に席料がかかる店があります。日本ではチャージやテーブルチャージと呼ばれ、入店時に説明されるのが普通です。説明がなければ、座る前に「チャージはありますか」と聞いて構いません。台湾では席料のかわりに、一人あたりいくら以上という最低消費額を設けている店が多く、サービス料が別に加わることもあります。どちらも失礼な質問ではありません。先に確かめておくほうが、最後まで気持ちよく過ごせます。
おかわりの頼み方
グラスが残り3分の1ほどになると、作り手はそろそろだと見ています。同じものを頼むなら「同じものをもう一杯」で十分です。違うものにしたいときは、「さっきより少し強めで」「今度は柑橘の効いたもので」と前の一杯を基準に言うと、話が早く通じます。もう終わりにしたいときは「これで最後にします」と伝えれば、相手も片づけの段取りができます。無理に杯を重ねる必要はありません。水をもらって休むのも、その店では普通のことです。
苦手なものの伝え方
好き嫌いは、注文する前に言うほど伝わります。「甘いのが苦手」「炭酸が苦手」「香りの強い酒は少し苦手」の三つを押さえておけば、たいていの場面で足ります。柑橘や乳製品、卵白など、体に合わないものがあるときは必ず先に伝えてください。作ってしまってからでは替えがききません。逆に、好きな方向を言うのも有効です。「果物の香りがあるもの」「すっきりした後口のもの」と伝えると、選択肢がぐっと絞られます。
支払いのこと
多くの店は帰りぎわにまとめて払います。「お会計をお願いします」と声をかければ伝票を用意してくれます。小さな店では現金しか使えないこともあるので、入店時にカードが使えるか確認しておくと安心です。台湾ではカードも電子決済も広く使えますが、隠れ家のような小さい店では現金のみという場合があります。領収証が必要なら、支払う前に伝えてください。チップの習慣は日本にも台湾にもありません。サービス料が入っているときは、それで足りています。
知っておくと気持ちよく過ごせること
カウンターは作業台でもあるので、荷物は足元か席の脇に置きます。強い香水は、酒の香りを追う場所では控えめにしたほうが好まれます。写真を撮るときは一声かけると角が立ちません。作り手に話しかけるかどうかは自由で、黙って飲んでいても失礼にはあたりません。混んできたら、長居を少し切り上げる気遣いが喜ばれます。自分の適量を超えない範囲で、ゆっくり味わうのがいちばん楽しい飲み方です。
日本語版だけの話
台湾のバーでの頼み方
台湾では、作り手のことを「調酒師(ティアオジウシー)」と呼びます。「請調酒師推薦一杯(おすすめを一杯)」と言えば、その日の一杯を組み立ててくれます。好みを伝える言い方も覚えておくと便利です。甘さを抑えたいときは「不要太甜」、強さを抑えたいときは「酒精淡一點」、炭酸が欲しいときは「有氣泡的」。氷を減らしたいなら「冰塊少一點」です。多くの店で英語が通じますし、日本語が分かる作り手も少なくありません。
台北の大安や中山、信義のあたりにはバーが集まっていて、営業は遅く、日付が変わってから混み始める店もあります。台湾では席料のかわりに一人あたりの最低消費額を設けている店が多く、サービス料が別に加算されることもあります。入口の掲示か、席についたときの説明で分かりますが、はっきりしなければ「有低消嗎(最低消費はありますか)」と聞けば教えてくれます。
注文の相談をするときは、飲みたい酒の種類を言うより、好きな味の方向を言うほうが早く通じます。「想喝清爽的」「想喝有果香的」で十分です。
※ここに挙げた地名や言い回しは、現地で見聞きした範囲の案内です。店ごとの決まりは必ずその店の説明に従ってください。
台湾のバーをイメージしたAI生成イラストです。実在の店舗を描いたものではありません。
スピークイージー(隠れ家バー)の入り方
台湾には、看板を出さない小さなバーが数多くあります。禁酒法時代のアメリカにあった隠れ酒場にならって「スピークイージー」と呼ばれる形式で、台湾での広がり方は独特です。雑居ビルの上階、喫茶店の奥の扉、理髪店や洗濯屋を装った入口など、外から見ただけでは酒場と分からない造りになっています。
入り方は店によって違います。表の店員に「予約している者です」と伝えると奥へ通されるところ、決まった言葉を言うところ、扉の呼び鈴を押して待つところがあります。事前に予約を取るのがいちばん確実で、多くの店は交流サイトの案内や予約フォームから受け付けています。席数が少ないので、飛び込みだと入れないことも珍しくありません。
中は暗めで静かな造りが多く、席と席の距離が近い店もあります。大人数より二、三人のほうが合いますし、写真や大きな声は控えめにしたほうが雰囲気に馴染みます。酒の構成に凝った店が多いので、迷ったら「今日のおすすめ」を頼むのがいちばんよいと思います。
※入り方や予約の可否は店ごとに違います。行く前にその店の案内を確認してください。
台湾のバーで、日本のクラフト酒によく出会う話(和飲九九代表・井上佑輔)
これは統計の話ではなく、私が台湾のバーを回ってきた中で感じていることです。あくまで私の感覚として読んでいただければと思います。
台湾のバーの棚には、日本の小さな造り手の酒が、思っていたよりずっと当たり前に並んでいます。日本のジン、地方の蔵の日本酒、あまり名前の知られていない梅酒。私が現地で見てきた範囲では、日本で同じくらいの規模の店に入ったときよりも、そういう酒に出会う機会が多いように感じます。これは私の実感であって、数えて確かめたわけではありません。
なぜそう感じるのか、私なりに思うところはあります。台湾の調酒師は新しいものを試すのが本当に早い。棚に入れる理由が「売れているから」ではなく「面白いから」であることが多いのです。話していると、その酒がどこで、誰の手で造られたかを妙に細かく知っている人に何度も出会いました。日本の造り手が台湾へ足を運ぶ機会が増えているのも、たぶん関係していると思います。
私自身、台北の小さな店で、日本でもあまり見かけない蔵の酒がカウンターの真ん中に置かれているのを見て、思わず店主と長話になったことが何度もあります。棚を眺めていると「これ、日本から来たんですよね」と向こうから声をかけられることもあります。その一言から会話が始まるのが、私にとっては台湾のバーのいちばん楽しいところです。
ですから、台湾でバーに入ったら、日本の酒があるか聞いてみてください。「有沒有日本的酒(日本の酒はありますか)」で通じます。思いがけない一本が出てくるかもしれません。私の経験では、その一杯から始まる話のほうが、酒そのものよりよく記憶に残っています。
当社が台湾で見てきた範囲での話です。店によって事情は異なります。
03 / 提携バーの一杯
提携バーのオリジナルカクテル
当社の酒を使って、その店だけの一杯を作っていただいています。飲める場所と、作り手を紹介します。
現在、掲載の準備を進めています。当社商品をお取り扱いいただいているお店で、オリジナルカクテルの掲載をご希望の場合はご連絡ください。