ワイン
九和赤と白なら、どちらが甘い?
酒茵色だけでは決まらないよ。甘さは残った糖分が手がかり。赤の渋味、白の酸味など、甘さとは別の特徴も分けて見てみよう。
- 甘さの見方
- 辛口〜甘口。色では決まらない
- 飲み方の入口
- 酸味・渋味・重さを分けて選ぶ
九和赤と白なら、どちらが甘い?
酒茵色だけでは決まらないよ。甘さは残った糖分が手がかり。赤の渋味、白の酸味など、甘さとは別の特徴も分けて見てみよう。
酒種・スタイルの一般的な目安です。商品別の試飲採点ではありません。甘い香り、糖分、飲みやすさ、アルコール度数は別々に見ます。
イラストは酒器・風味・原料のイメージです。描かれた素材がすべての商品に含まれるわけではありません。
THE DETAILS
ワインの歴史は西ヨーロッパだけのものではありません。ジョージアでは、土中に埋めた大きな陶器「クヴェヴリ」を使う伝統的な醸造が受け継がれ、2013年にユネスコ無形文化遺産へ登録されました。容器や栽培、交易の変化を通じて、ワインは各地の食文化と結びついてきました。産地名は味の保証というより、その背景を読む入口です。
赤ワインは通常、果皮とともに発酵させて色やタンニンを引き出します。白ワインは果汁を中心に発酵させ、ロゼは果皮との接触時間などで淡い色を得ます。白ぶどうを果皮とともに醸すオレンジワインもあります。果皮、種、発酵温度、熟成容器が味を左右するため、同じ品種でも軽やかな一本と厚みのある一本が生まれます。
樽は香ばしさやスパイス感を添えることがありますが、すべてのワインが樽で熟成するわけではありません。ステンレスタンクで果実の輪郭を大切にする造りもあります。また、どのワインも長く置けば良くなるわけではなく、若いうちの香りを楽しむ設計もあります。熟成期間の長さだけでなく、何を表現するための造りかに目を向けると選択が広がります。
料理の主役だけでなく、ソース、油、酸味、甘味まで考えると合わせやすくなります。魚でも濃いソースなら軽めの赤を、鶏肉でも柑橘を使えば酸のある白を試せます。赤を少し冷やすと軽快に感じる場合もあります。品種名を覚えるだけでなく、飲んだ時の酸味、渋味、重さを一言残すことが、次の一本を選ぶ最も身近な地図になります。
九和
酒茵赤は黒ぶどうの果皮と一緒に発酵させ、色や渋味を引き出すのが基本。白は果皮との接触を少なくして造ることが多いよ。ロゼは淡い色になるよう果皮との接触を調整する方法などがある。色だけで甘口・辛口は決まらないんだ。
九和
酒茵口がきゅっとする酸味、歯ぐきに感じる渋味、口の中の厚みは別の要素。軽いものが好きなら、まず渋味が控えめなタイプから。濃い赤でも甘いとは限らないし、すっきりした白にも果実の香りはある。料理のソースの濃さまで考えると選びやすいよ。
九和
酒茵オレンジワインは白ぶどうを果皮と接触させて造るスタイル。スパークリングは発酵由来のガスなどで泡を持つワインで、辛口も甘口もある。酒精強化ワインは蒸留酒を加えて造る。名前が近くても製法は違うから、ラベルの甘辛表示と度数を一緒に見よう。
九和
酒茵辛口は唐辛子の辛さではなく甘味が少ない方向。残糖は発酵後に残る糖で、酸味とのバランスが甘さの感じ方を変えます。
九和
酒茵タンニンは口が乾くような渋味、酸味は唾液を誘うすっぱさ、ボディは口中の重さや厚み。同じ「濃い」でも原因が違います。
九和
酒茵ロゼは一般に黒ぶどうと果皮の接触を短くして造ります。オレンジワインは白ぶどうを果皮とともに醸すタイプで、オレンジ果汁の酒ではありません。
九和
酒茵スパークリングは炭酸ガスを含むワイン。酒精強化はスピリッツを加える製法で、ポートやシェリーなどがあります。どちらも一律に甘口とは限りません。
GRAPES / ORIGINS / STYLES
シャルドネは樽の使い方で印象が変わり、ソーヴィニヨン・ブランは柑橘や草を思わせる香りが目印。リースリングは酸が鮮やかで、辛口から甘口まであります。赤なら、カベルネ・ソーヴィニヨンは黒い果実と渋味、ピノ・ノワールは赤い果実と比較的軽い口当たりが入口です。同じ品種でも気候・収穫時期・醸造で変わるため、品種名だけで甘辛を決めないことが大切です。
シャンパーニュはフランスの指定地域で造る保護された名称。主要品種はシャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエで、瓶内二次発酵と澱との熟成が特徴です。柑橘にパンのような香りが重なるものもあります。プロセッコはイタリア北東部の原産地呼称で、グレーラが中心。代表的な発泡タイプはタンク内で二次発酵し、洋梨や花を思わせる香りを楽しめます。カバはスペインの原産地呼称で、瓶内二次発酵。マカベオ、チャレッロ、パレリャーダが伝統的な組み合わせです。「高級・普及」の序列ではなく、土地と造りの違いとして選びましょう。
「日本ワイン」は、国産ぶどうのみを使い、日本国内で製造されたワインです。輸入果汁や輸入ワインを原料に国内で造るワインとは区別されます。山梨の甲州、マスカット・ベーリーAは、日本の品種を知る入口。甲州は繊細な柑橘や穏やかな味わい、マスカット・ベーリーAは赤い果実の香りが手がかりになります。北海道、長野、山形などにも産地が広がり、国際品種も栽培されています。「日本だから同じ味」ではなく、産地・品種・造り手を組み合わせて見てください。
まず産地名、品種、甘辛、度数を確認します。泡の「Extra Dry」は「Brut」より甘い範囲を指すため、英語の印象だけで選ばないように。和食なら軽い白を白身魚や野菜から、台湾の食卓なら醤油や砂糖を使うソースの強さから考えると比較しやすくなります。これは相性の出発点で、銘柄・温度・味付けで印象は変わります。
Sources: WSET · Comité Champagne · Prosecco DOC · D.O. Cava · 国税庁
AT THE TABLE · TAIWAN & BEYOND
料理写真はイメージです。組み合わせは味の特徴をもとにした提案で、銘柄や味付けによって印象は変わります。


チーズの種類から選ぼう。軽いフレッシュ系なら酸のある白、旨味が強い硬質系なら赤も候補。白も赤も一律には決まらないので、まず一種類ずつ少量で合わせよう。


滷肉飯には果実味があり渋味の強すぎない赤を少し涼しくして。甘い滷汁だと辛口の酒が硬く感じることもあるから、タンニンだけで押さず酸味と果実味を見よう。