蜂蜜と発酵の、長い付き合い
蜂蜜を水で薄め、酵母で発酵させるミードは、土地ごとに異なる姿で受け継がれてきました。中国・賈湖の約9,000年前の土器からは、米・蜂蜜・果実を使った発酵飲料の痕跡が報告されています。ただし、これは蜂蜜だけで造る現代のミードと同じものではありません。「世界最古」という一言より、人が身近な甘い原料を酒にしてきた歴史として眺めると面白くなります。
DRINKS JOURNAL
蜂蜜を水で薄め、酵母で発酵させて造る酒です。蒸留酒ではなく醸造酒にあたり、日本の酒税法では「その他の醸造酒」に分類されます。人が造ってきた酒のなかでも古い部類に入り、世界各地に同じ発想の酒が残っています。
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蜂蜜を水で薄め、酵母で発酵させるミードは、土地ごとに異なる姿で受け継がれてきました。中国・賈湖の約9,000年前の土器からは、米・蜂蜜・果実を使った発酵飲料の痕跡が報告されています。ただし、これは蜂蜜だけで造る現代のミードと同じものではありません。「世界最古」という一言より、人が身近な甘い原料を酒にしてきた歴史として眺めると面白くなります。
発酵で糖がアルコールに変わるため、蜂蜜が原料でも必ず甘口とは限りません。花の種類、酵母、発酵をどこまで進めるかで、華やかな辛口から濃密な甘口まで幅が生まれます。果実入りやスパイス入り、発泡タイプもあります。蜂蜜を蒸留酒に加えたリキュールとは造り方が違うので、商品説明の「発酵」と「蜂蜜添加」を分けて確認しましょう。
軽い辛口なら野菜や白身肉、果実の酸味があるものならチーズ、濃密な甘口ならナッツや焼き菓子が入口になります。冷やしすぎると花の香りが感じにくいこともあるため、少量を注いで温度による変化を比べてみてください。蜂蜜の印象だけで選ばず、度数、甘辛、発泡の有無を先に見ると、飲みたい場面に合う一本へ近づけます。
九和
酒茵冷やしてワイングラスで飲むと香りが立ちます。甘口はチーズやナッツ、辛口は鶏肉や野菜の料理と合わせやすい酒です。和飲九九は台湾の傳奇酒業が造るBee Buzzを扱っており、蜂蜜の違いが味にそのまま出る酒であることが分かります。
AT THE TABLE · TAIWAN & BEYOND
料理写真はイメージです。組み合わせは味の特徴をもとにした提案で、銘柄や味付けによって印象は変わります。


甘口ミードは塩味のあるチーズ、辛口なら穏やかなチーズから。蜂蜜の花香と乳の香りの釣り合いを、冷やした少量で確かめよう。


辛口寄りのミードを冷やし、鹽酥雞の塩味と合わせる提案。甘いタイプなら少量の無糖ソーダで調整し、蜂蜜香が九層塔を覆わない濃さへ。