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08 / FRUIT

果実酒・フルーツのお酒

九和九和

果物のお酒は、全部同じ造り方?

酒茵酒茵

果物を発酵させるお酒と、酒に果実や果汁を加えるリキュールがあるよ。ここで紹介するマンゴーのお酒は、後者なんだ。

甘さの見方
果汁・糖分・酸味で変わる
飲み方の入口
冷やして、ソーダ割りも

一杯を選ぶ、6つの手がかり

香り・口当たり・飲み方から、好みの一杯を探してみましょう。

度数

5–15%程度の製品も多い/製法で幅

選ぶ一本の度数はラベルで確認。割る場合は、使う量と割り材も合わせて考えます。

甘さ

辛口甘口

果汁・加糖で変わる

甘い香りと糖分は別の手がかり。見た目の色だけでも甘さは決まりません。

酸味

穏やか鮮明

果物によって大きく変わる

原酒の酸味と、果汁や割り材が加える酸味を分けて見ます。

香り

柑橘・桃・マンゴーなど

感じる香りを言葉にするヒント。絵の素材がすべての商品に入っているわけではありません。

口当たり

軽快ふくよか

さらり〜果肉のとろみ

さらりとした後口か、ふくよかな厚みか。温度や割り方でも印象が変わります。

飲み方

冷やし、ソーダは少しずつ

まずは商品に合う飲み方から。温度や加水を少しずつ変えて比べましょう。

横帯は味わいを比べる軸です。特定の銘柄の点数や位置を示すものではありません。

THE DETAILS

造りと味わいを知る

果実を残す知恵から、多彩な飲み物へ

果実の酒には、一つにまとめられない歴史があります。果汁を発酵させる文化と、果実を酒に漬けて香りを移す文化は、似た素材を使っても別の造りです。日本の梅酒もその一例ですが、リンゴのシードル、ベリーの発酵酒、柑橘のリキュールでは出発点が違います。果実の名前だけでなく、どの工程でその実を使ったかを見ると、一杯の背景が見えてきます。

発酵、浸漬、ブレンドを区別する

発酵タイプは果汁の糖を酵母がアルコールへ変えます。浸漬タイプはすでにある酒へ果実を漬け、香りや成分を引き出します。果汁と酒を合わせて仕上げるタイプもあります。日本の表示上の「果実酒」と、日常会話でいう果物のお酒は必ずしも同じ範囲ではありません。このページでは広く紹介していますので、商品を選ぶ際は裏ラベルの品目や原材料も確認してください。

果汁が多いほど甘い、とは限らない

果実の熟度、酸味、糖分の残り方、果肉の量で口当たりは変わります。濁りは果肉などによる場合がありますが、濁っているだけで自然派や高品質と決まるわけではありません。桃の丸み、柚子の皮の苦味、ベリーの酸など、果物らしさのどこを表現しているかが読みどころです。香りが甘く感じられても、味わうとすっきりしているものがあります。

割り材はまず無糖で試す

甘味を持つ果実系の酒には、無糖の炭酸水を合わせると全体のバランスを調整しやすくなります。酸味が強いものは少量ずつ加えて、料理やデザートの甘さと比べてみましょう。保存方法は製法ごとに異なり、果汁や果肉を多く含むものは特に開栓後の案内が大切です。振ってよいかも含めて表示に従い、発泡性のあるものは安易に振らないでください。

参考資料: CHOYA · Umeshu and history · WSET · Wine styles

九和九和

発酵させるか、果物の風味を加えるか

酒茵酒茵

ぶどうやりんごを発酵させる酒と、できあがった酒に果汁や果実を加えるリキュールは造り方が違うよ。「フルーツのお酒」という売場の言葉だけで判断せず、品目と原材料を見てみよう。写真のマンゴーのお酒はリキュールだよ。

九和九和

甘さだけでなく酸味と果肉を見る

酒茵酒茵

桃やマンゴーのようなふくよかな香り、柑橘の酸味、果肉のとろみは別々の楽しみ。果汁が多いほど必ず甘い、というわけでもない。沈殿がある場合は商品説明に従って混ぜ、炭酸入りを強く振らないようにしよう。

九和九和

食事なら、まず少量をソーダで

酒茵酒茵

濃厚なタイプは氷や無糖ソーダで伸ばすと、食事に合わせる濃さを探しやすいよ。薄めすぎる前に少しずつ足そう。開栓後の保存温度と飲み切る目安は、果汁や製法で違うのでラベルの指示を優先してね。

AT THE TABLE

食卓から、選んでみる。

和・洋・中を6品ずつ。いつものおかずから、買って盛るだけのつまみ、甘いものまで。料理と飲み方を選びながら、気になる組み合わせをお試しください。

冷凍枝豆、惣菜の焼き鳥、袋入りの米菓からでも。チーズや台湾の茶葉蛋など、いつもと違うつまみもお試しください。

中華・台湾 6品

水餃子

冷凍品でも。皮と肉の旨味を生かし、酢や辣油は少しずつ足します。

合わせる一杯辛口シードル

穏やかな旨味を生かす組み合わせ。飲み物を少量ずつ口に含み、繊細な味が残る濃さを探します。

鹽酥雞(台湾の唐揚げ)

胡椒とバジルが香る一皿。入手しにくければ鶏の唐揚げに胡椒を少し。

合わせる一杯辛口シードル

衣や油のコクに、すっきりした飲み口を合わせる提案。辛いソースは別添えにすると比べやすくなります。

滷肉飯(ルーローハン)

豚肉の甘辛い煮込みをご飯に。八角やたれの強さで飲み方を調整します。

合わせる一杯やや甘口の果実酒を冷やして

料理の旨味や脂の厚みに、香りのある一杯を少量ずつ。強く感じたら温度や濃さを調整します。

たたききゅうり

きゅうりをたたき、塩とごま油を少し。にんにくや酢は控えめから。

合わせる一杯辛口シードル

青い香りや塩気を、軽やかな飲み口と合わせる提案です。酸味の強い調味料は少なめから。

茶葉蛋(台湾の茶煮卵)

お茶と醤油で煮た卵。手に入らなければ市販の味付け卵でも楽しめます。

合わせる一杯やや甘口の果実酒を冷やして

料理の旨味や脂の厚みに、香りのある一杯を少量ずつ。強く感じたら温度や濃さを調整します。

ごま団子

冷凍や惣菜のごま団子でも。ごまの香りとあんの甘さを食後に。

合わせる一杯甘口の果実酒を少量

食後の小さな組み合わせ。甘いものを一口、飲み物を一口と交互に試し、苦味が立ちすぎないか確かめます。

和食 6品

枝豆

冷凍でも手軽。豆の甘みを残すよう、塩は控えめに。

合わせる一杯辛口シードル

青い香りや塩気を、軽やかな飲み口と合わせる提案です。酸味の強い調味料は少なめから。

冷ややっこ

豆腐にねぎと生姜を少し。醤油をかけすぎず、豆の風味を楽しみます。

合わせる一杯辛口シードル

穏やかな旨味を生かす組み合わせ。飲み物を少量ずつ口に含み、繊細な味が残る濃さを探します。

焼き鳥

惣菜でも。塩なら軽やかに、たれなら香ばしさと甘辛さを軸に。

合わせる一杯やや甘口の果実酒を冷やして

焼き目や焙煎の香ばしさに、飲み物の香りを重ねてみます。焦げや塩味が強すぎないものから。

せんべい・あられ

袋から器に盛るだけ。まずは醤油味や塩味で、香ばしさを比べます。

合わせる一杯やや甘口の果実酒を冷やして

焼き目や焙煎の香ばしさに、飲み物の香りを重ねてみます。焦げや塩味が強すぎないものから。

野菜の天ぷら

かぼちゃ・なす・ピーマンなど。天つゆより塩で合わせると味を見やすく。

合わせる一杯辛口シードル

衣や油のコクに、すっきりした飲み口を合わせる提案。辛いソースは別添えにすると比べやすくなります。

みたらし団子

甘辛いたれと焼き目が入口。食後の一串と少量の一杯を。

合わせる一杯甘口の果実酒を少量

食後の小さな組み合わせ。甘いものを一口、飲み物を一口と交互に試し、苦味が立ちすぎないか確かめます。

洋食・気軽なつまみ 6品

チーズの盛り合わせ

身近なカマンベールやゴーダで。熟成の強さを変えると違う組み合わせになります。

合わせる一杯やや甘口の果実酒を冷やして

料理の旨味や脂の厚みに、香りのある一杯を少量ずつ。強く感じたら温度や濃さを調整します。

素焼きミックスナッツ

無塩のアーモンドやくるみから。焙煎香を楽しみ、香料の強いものは後から。

合わせる一杯やや甘口の果実酒を冷やして

焼き目や焙煎の香ばしさに、飲み物の香りを重ねてみます。焦げや塩味が強すぎないものから。

ローストチキン

スーパーの惣菜でも。ハーブや焼き目を生かし、ソースは少なめに。

合わせる一杯やや甘口の果実酒を冷やして

焼き目や焙煎の香ばしさに、飲み物の香りを重ねてみます。焦げや塩味が強すぎないものから。

ポテトチップス

うす塩味ならすぐに用意できます。濃い調味粉より、じゃがいもの香ばしさを軸に。

合わせる一杯辛口シードル

衣や油のコクに、すっきりした飲み口を合わせる提案。辛いソースは別添えにすると比べやすくなります。

オリーブ

瓶詰めやパック入りを小皿へ。塩気が強ければ軽く水を切って少量ずつ。

合わせる一杯辛口シードル

青い香りや塩気を、軽やかな飲み口と合わせる提案です。酸味の強い調味料は少なめから。

ダークチョコレート

個包装でも板チョコでも。カカオの苦味が強すぎないものから一かけずつ。

合わせる一杯甘口の果実酒を少量

食後の小さな組み合わせ。甘いものを一口、飲み物を一口と交互に試し、苦味が立ちすぎないか確かめます。

絵は料理のイメージです。味付けやお酒のタイプによって相性は変わります。